第113回・BunDokuファシリテーターズ

 

日 時:2019年05月11日(土)19:00~22:00
会 場:レンタルスペースeat.(大分市)
参加者:15名

 

案内人のシミズです。

 

今回はBunDokuファシリテーターズとして、いつも運営にご協力いただいているファシリテーターの方々にお越しいただき、クローズドな会を開催いたしました。お忙しいなか15名の方々にお集まりいただき、ありがとうございました。

 

今回は新企画!「積ん読BunDoku」ということで〈令和にこそ読みたい!私の積ん読本〉をテーマに、みなさんに自身の〈積ん読本〉を持っていただき、5冊以内・5分で紹介してもらうというスタイルをとりました。

 

読んでいない本を紹介するという無謀な試みではありましたが、私にはいつもの読んだ本を紹介する会よりも、その人の人となりや精神性が〈積ん読本〉にこそ宿っているように思えました。

 

そもそも〈積ん読本〉の定義とはなんだろうか?という問いは置き去りにしたままが功を奏したのか、様々なパターンの〈積ん読本〉が紹介されました。

 

外国語や古文など読むのに困難があるので積ん読、その長さゆえに積ん読、読むのがもったいないので積ん読、インテリア要因で積ん読、ジャケ買いのため積ん読、読んでみたら面白くなかったので積ん読、買ったけど関心が変わったので積ん読、頂き物で捨てられずに積ん読、思い出のために積ん読、付き合いで買って積ん読、自分の方が優れているのを確認するためのマウンティング積ん読などなど、その多様性に人と本との関係についての考えを一新させられました。

 

電子書籍での〈積ん読本〉は人の精神性に関与するのかという問いもまた残されたままです。昨今流行のミニマリズムや断捨離との絡みでも〈積ん読本〉を考察する必要があるでしょう。

 

一回性の強い企画のような気がしますが、機会があればまた〈積ん読本〉についての読書会を開催したいと思います。ご参加されたみなさま、ありがとうございました。