第51回・BunDoku哲学カフェ

 

テーマ:「文系は役に立たないとは本当か」

日 時:2018年12月08日(土)19:30~21:45

会 場:ホルトホール(大分市)

参加者:14名

 

ファシリテーターのシミズです。第51回目、年内最後のBunDoku哲学カフェを開催いたしました。今回は初参加者合わせて14名の方々にお集まりいただきました。たいへんありがとうございました。

 

今回のテーマは、「文系は役に立たないとは本当か」でした。

文系は役に立ったと力強く断言される方、人文学は実践に移してこそなんぼと考える方、市場価値としての文系を語る方、そもそも文系理系を分けるのがナンセンス、そもそも役に立つことを問うのがナンセンスと言われる方、それぞれ理系の方、文系の方からの視点で語っていきました。

対話の中では、それぞれが考える定義について語られる場面が多かったです。特に人文知が生きることに関わることや、世界の幸福度の上げていくという言葉には個人的に勇気づけられました。

 

ある方は教科別の就職難易度表をまとめていて、文系では哲学が最も難しくその次に宗教、芸術、言語…と続き最後に商学が一番有利で、理系では惑星が最も難しく、次に地球、地質、環境…最後に電気となるようです。私は面白いことに大学では哲学を学び、今の仕事は建設業の電気部門ということで、学問の右から左を一挙に横断しているようです。この横断性こそ人文知の重要なポイントではないのかと密かに思っています。ご参加されたみなさま、ありがとうございました。