第49回・BunDoku哲学カフェ

 

テーマ:「ボランティアとはなにか」

日 時:2018年10月20日(土)19:30~21:45

会 場:ホルトホール(大分市)

参加者:11名

 

 

ファシリテーターのシミズです。第49回目のBunDoku哲学カフェを開催いたしました。今回は初参加者合わせて11名の方々にお集まりいただきました。たいへんありがとうございました。

 

今回のテーマは、大分の尾畠さんや東京オリンピックで話題となっている「ボランティア」についてみなさんと対話しました。

 

対話に入る前に「ボランティアとはなにか」をみなさんに聞いてみました。無償であることで生じる圧力、責任の所在のなさ、趣味との線引き、金銭以外の何かが得られること、忘れがたい「記念」のようなもの、そうせざるを得ないものなどの見解が聞かれました。

 

対話を進めるにつれて、ある一定程度の質を保つにはボランティアではだめであるとか、キリスト教的価値観である〈ボランティア〉という概念は日本では利害関係にからめとられてしまうとか、輸入されたことによることでボランティア本来の在り方がゆがんだものになっているのではという意見が聞かれました。

 

この哲学カフェも自発的なボランティア精神に貫かれていると言ってもいいのかもしれませんが、長く続けられている理由を挙げるならば、自由であること、強制でないこと、楽しいこと、一定の参加者の支持があることだと思います。

 

今回も尻切れトンボ気味で終わりのない対話でしたが、ご参加されたみなさま、ありがとうございました。次回11月はこのBunDoku哲学カフェもついに50回目の開催となります。