日 時:2018年10月12日(金)19:30~21:00
会 場:カモシカ書店
参加者:10名
案内人のチカです。第102回・BunDoku平日読書会「村上春樹について語ろう」を開催しました。今回は敢えてテーマを絞り込まず、村上春樹に関連する事なら何でも自由に語り合える場として設定しました。
大きいビジネスバックに20冊以上詰め込んで持ってこられた方(春樹本の行商人?!)や、春樹ゆかりの土地を日本中訪ね歩いている巡礼者など、参加者がそれぞれ春樹愛に溢れ、大変盛り上がったひと時となりました。
春樹を読み出したきっかけとしては、
・女友達に薦められて
・読んでいると格好良く見えるから
・流行り物としてのブランドに魅かれて
・教科書に掲載されていた
等でした。
また著作に関しては
・読みやすい
・様々なレベルでの解釈が可能
・物語に世界文学になりえる熱量がある
・性描写が多いのがちょっと・・・(確かに!)
等など。
井戸の中に深く降りて物語を紡ぐとき、闇の中にうごめいている原始的なものが否応なく物語に含まれてしまうのではないかな。それは人々が普段直視したくないもので、でも幻想というヴェールをはがしたら、どうしてもむき出しの生々しい表現になってしまうのではないかな。皆さんのお話を聞きながら、そんな風に考えたのでした。
いずれにせよ、村上春樹が30年以上にわたって書き続け、世界中で読まれ続けていることは疑いようも無く素晴らしいことで、一ファンとしてはこれからもどんどん走り続けてほしいという事で意見が一致したのでした。
そんな訳で、一部のファンが熱く楽しく語る会として突っ走ってしまいましたが、春樹初心者の方に少しでも興味を持って頂ければ幸いです。お集まり頂いた皆さん、本当にありがとうございました。